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プレスリリース:2022 年 11 月 11 日(金)00:01 GMT 解禁

8 Dec 2022

プレスリリース日本語訳 プレスリリース:2022 年 11 月 11 日(金)00:01 GMT 解禁 世界の CO2排出量に減少の兆しなし グローバル・カーボン・プロジェクトの科学チームは、2022 年の世界の CO2排出量は依然 として記録的な高水準にあり、地球温暖化を 1.5℃以下に抑えるために早急に必要とされる 排出量の減少について、その兆しは見られないと発表しました。 また、現在の水準で排出が続けば、9 年以内に地球温暖化が 1.5℃を超える可能性は 50%で あると推定しています。 今回発表された評価報告書では、2022 年の世界の CO2排出量は 406 億トン(40.6GtCO2) になると予測しています。化石燃料消費による CO2 排出量は 2021 年比で 1.0%増加して 36.6GtCO2となり、2019 年の COVID-19 流行以前の水準をわずかに上回る見込み. [...] 1 2050 年までに CO2排出量をゼロにするには、毎年約 1.4GtCO2の減少が必要です。これは 2020 年の COVID-19 パンデミックによるロックダウンで見られた排出量の減少に匹敵す るもので、求められる行動の難しさを浮き彫りにしています。 CO2 を吸収し貯蔵する陸域と海洋は、CO2 排出量の約半分を吸収し続けています。これら の海洋と陸域の CO2吸収量は、大気中の CO2の増加に伴って増加し続けていますが、気候 変化により 2012 年~2021 年の 10 年間で、海洋で 4%、陸域で 17%吸収増加の速度が低下 したと推定されています。 今年の CO2 収支で明らかな通り、長期的には化石燃料消費による排出量の増加速度は鈍化 しています。2000 年代、平均上昇率がピーク時には年率+3%に達していましたが、過去 10 年間の上昇率は年率約+0.5%となっています。. [...] 2 我々は今、転換期を迎えています。地球全体で気候を安定させ、連鎖的なリスクを軽減する ためには、今世界で起きている出来事によって、緊急かつ持続的な排出量削減の必要性から 目をそらすことがあってはなりません。」 土地利用の変化、特に森林伐採は、大きな CO2 排出源となっています(化石燃料消費によ る排出量の約 10 分の 1)。インドネシア、ブラジル、コンゴ民主共和国の排出量は、世界の 土地利用変化による排出量の 58%を占めています。 森林の再生や新たな森林生成による CO2 吸収は、森林伐採による排出の半分を相殺するも のです。研究者らは、森林伐採を止め、森林を回復・拡大する努力をすることが、排出量を 削減し、森林による CO2吸収を増やす大きなチャンスに繋がるとしています。 評価報告書「世界の CO2収支」では、大気中の CO2濃度は 2022 年に平均 417.2ppm に達 し. [...] 3 サイエンス・メディア・センターのオンライン・ニュース・ブリーフィングは、以下の通り 開催されます。 - イギリス:11 月 8 日(火)11:00GMT 連絡先: tom@sciencemediacentre.org - ドイツ:11 月 8 日(火)14:00 CET 連絡先: info@sciencemediacenter.de - スペイン:11 月 8 日(火)10:00 CET 連絡先: info@sciencemediacentre.es - オーストラリア:11 月 9 日(水)10:00 AEDT 連絡先: info@smc.org.au COP27 の関連イベント - 国連記者会見および「世界の CO2収支 2022 年版」の発表:11 月 11 日(金)9:00(エジ プト時間)(G. [...] 4 mailto:gcp@nies.go.jp .

Authors

Yukako OJIMA

Pages
4
Published in
Japan